博多南ビル内科クリニック(循環器・糖尿病)

新型コロナワクチン接種について

12歳以上すべての年齢層で予約受付中

福岡市コールセンターもしくはオンラインシステムよりご予約下さい。
当院での電話での対応は行っていません。ワクチン接種に関わる全ての手続きや確認は福岡市コールセンターで行っています。

福岡市内全域でファイザーワクチンの出荷制限が始まっており、9月10日以降が接種日としてご予約頂いてもキャンセルとなる可能性があります。

接種当日は、名前の確認出来る身分証明書(運転免許証や保険証など)をお持ち下さい。

また、念の為にお薬手帳をお持ち下さい。定期内服薬がある場合にはご確認をさせて頂く可能性があります。

問診票(=予診票)は全て記載後にお持ち下さい(下の方にある日付とサインの記載を忘れないでお越し下さい)。下記よりダウンロードしたものにご記載頂ければ嬉しいです。


手続き方法まとめ

まずは予約に向けた事前の手続き

福岡市外に在住の方は、福岡市コールセンターに電話をして、福岡市内で接種できるための手続き(有効化手続き)を行ってください。

つぎに予約

年齢別予約開始日以降に福岡市の予約サイトもしくはコールセンターより予約。
当院のIDがお持ちで毎月受診をされている当院の「かかりつけの患者様」は、定期受診の際に接種券をご持参頂けるとバーコードを用いて予約をお取りいたします。

接種予約開始日時について

基礎疾患の有無にかかわらず、12歳以上の全年齢層で接種の予約が可能です。


予約の手続き

上記の予約前の事前手続きを終えると次は予約です。当院は福岡市予約サイトもしくは福岡市コールセンターからのみ予約を受け付けています。但しかかりつけ患者さんは定期受診の際に接種券をお持ち頂ければ、接種券に記載のバーコードよりご予約いたします。

福岡市の予約サイト

 上記福岡市の予約サイトより当院の予防接種の予約が出来ます。
 接種券にもQRコードがありますので、ご利用下さい。

 福岡市予約サイトの使い方の説明。 
 福岡市のワクチンの予約についての説明

福岡市コールセンターからの予約

 電話番号:092-260-8405
 8:30~17:30、年中無休
 福岡市コールセンターにて当院での予防接種を予約できます。
 当院では原則として電話でのご予約は行っていません

③当院を経由しての予約(IDのあるかかりつけ患者さんのみ)

 お電話では予約は行わない方針です。当院で行う接種についても、最終的に福岡市のシステムに登録をしてワクチンを確保して当院に配送してもらいます。お電話で予約をする場合は、市のコールセンターで予約をして頂ければ幸いです。
 あまりに多くのお電話を頂き日常業務に支障が生じています(来院された患者さんの待ち時間が長くなりそうです)ので、是非、市の予約サイトやコールセンターをご利用頂ければ幸いです。
 当院に定期受診等で御来院頂いた際には接種券をご持参頂くと予約が可能です。接種券番号などのバーコードを読み込み予約の代行を行いますので、接種券を忘れないようにご持参下さい。また、スムーズに登録作業を行うために、下記の書類を記入して頂いています
 当院での予約は「当院のID番号を既にお持ち」で、「毎月定期的に受診」を行って頂いているかかりつけ患者様に限定させて頂いています。尚、今後高血圧や糖尿病、脂質異常症などで当院への定期受診を考えられている方はこの限りではありませんが、その際にはまずは当院の外来を受診して下さい。

新型コロナワクチンについての医学的情報

海外で接種が始まっている新型コロナウイルスのワクチンはmRNAワクチンであり、既存のワクチンとは大きく異なるワクチンです。
一方、いくつかの臨床研究で安全性と有効性が確認されつつあります。
私はワクチンの専門家ではないので意見することは避けますが、患者さんに有用な情報をお示ししていきたいと思います。

長野県の接種アドバイザーチームからの記事です。非常に分かりやすくまとまっています。接種は①当日37.5度以上の発熱がないこと、②急性疾患にかかっていないこと、③16歳以上である事、④1回目の接種でアナフィラキシーを起こしたこと、⑤2週間以内に予防接種を受けていないこと、を除けば、生活習慣病等の通常の基礎疾患をお持ちの方や妊婦さん、授乳中の方も接種して特に問題ありません。
https://news.yahoo.co.jp/byline/sakamotomasahiko/20210503-00235674/

下記は、フィラデルフィア子供病院の新型コロナウイルスワクチンの患者向けリーフレットを聖マリアンナ医大小児科の勝田先生による和訳したものです(https://www.chop.edu/pages/japan-vaccine-informational-materials)。分かりやすくまとまっていると思います。

国立国際医療研究センター病院の新型コロナワクチンについてのQ&Aを一部改変して下記に転載いたします。
http://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/vaccines/020/index.html

Q.mRNAワクチンの副反応は?

A.多くの方で接種部位の疼痛や発赤等の局所反応が報告されています。特に2回目の接種において55歳未満の接種者では、倦怠感や発熱、頭痛などの全身性の副反応が多く見られます。ほとんどの副反応は、一過性で通常1~2日程度で自然に軽快します。
  非常に稀ですが、新型コロナワクチン接種後に後述するアナフィラキシー反応や血小板減少症等が報告されているため、接種後の健康観察を適切に実施します。

Q.持病があります。ワクチンを接種しても大丈夫ですか?

A.
<接種すべきでない人>
1.本ワクチン成分(ポリエチレングリコール(化粧品等に含まれる)、ポリソルベート(乳化剤等としてチョコレート等に含まれる))に対して重度のアレルギー(治療を必要としたもの)を持っている。1回目接種で重度のアレルギー反応があった人。
2.16歳未満の人
3.新型コロナウイルス感染症に罹患し隔離期間中の人
4.接種当日37.5度以上の発熱を認める方。
5.急性疾患にかかっている方。
6.2週間以内に予防接種を受けている方。

<接種は可能だが、利点と危険性を担当医や接種医と協議する必要がある人>
1.妊娠・授乳中
ワクチン開発の治験対象者に妊婦・授乳婦が含まれていなかったため科学的なデータが不足しています。
mRNAワクチンは生ワクチンのように感染は生じず、細胞の核にも入らないため、理論上は安全なワクチンとされています。
一方で、妊娠中のCOVID-19は重症化のリスクが高くなるとされ、接種の推奨対象者は個人の選択において接種が可能と考えられます。
授乳中の接種についても、母乳育児及び感染予防の利点を考慮して接種の適応を判断することが重要です。
2.重度のアレルギー疾患(喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)
医薬品や食物に対する重篤なアレルギーの既往がある人を中心にアナフィラキシー反応が100万接種で4.7例の頻度で報告されています。
その後の報道では更に頻度は下がっていること、適切な治療により死亡転帰は報告されていないこと等を考慮して、接種を検討します。
救急体制が整っている病院での接種が勧められます。
3 抗凝固薬(ワーファリン、DOACなど)使用中
4 免疫不全状態(免疫抑制剤使用、原発性免疫不全など)
5 自己免疫疾患(関節リウマチなど)
6 中等症以上の急性疾患(入院している)に罹患
7 新型コロナウイルス感染症にかかって90日以内

Q.以前に新型コロナウイルス感染症の抗体検査で陽性でした。いつかかったかはわかりません。接種しなくてよいですか?

A.いいえ。新型コロナウイルスに再感染した症例も報告されていること等から、WHO等では予防接種が推奨されています。日本の厚労省では感染後は一定の期間をおいた後に2回接種をすることをすすめています。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0028.html

出典:厚生労働省

その後様々なデーターが出てきています。感染後の方も1回目の接種が必須であることは統一した見解であると思います。一方、副次作用が強かった方においては、抗体価を自費で測定して中和抗体が十分ついている場合は2回目をスキップするケースもあるようです。

Viruses 2021;13(3):422

Q.2回接種しました。これで一生予防が可能ですか?

A.いいえ。新しいワクチンであり、免疫がいつまで残っているか、これからの研究結果を待つことになります。

Q.2回接種しました。もう免疫があるので、いつもマスクをつけることはやめても良いですか?

A.いいえ。ワクチンは100%防ぐものではなく、無症候性感染の可能性もあります。これまで通り、マスクをつけ、手洗い、三密を避ける、といった対策を続けてください。

Q.接種後に熱がでました。どうすればよいですか?

A.自宅で安静にしてください。解熱剤等での対症療法も可能です。症状は、通常1~2日で自然軽快することがほとんどです。

Q.このワクチンを接種すると、その後の新型コロナウイルス感染症検査が陽性になりますか?

A.いいえ。予防接種によって遺伝子検査も抗原検査も陽性になりません。予防接種で免疫を獲得後には、抗体検査では陽性になると考えられます。

Q.2回目のワクチンは、1回目と違うものでもよいですか?

A.いいえ。違なる種類の新型コロナウイルスワクチンを接種した場合の安全性や有効性は証明されていないので、必ず同じ製剤で2回目の接種を受けるようにして下さい。

Q.2回接種しました。抗体検査が陰性だったのでもう一度受けたいです。

A.2回を超える接種は推奨されていません。