高血圧とはどんな病気?

長年、高血圧を放っておくと、動脈硬化がすすみます。その結果、脳卒中や心筋梗塞が起こりやすくなります。

高血圧で受診されると?

はじめて高血圧を指摘されて来院されると、家庭高血圧をつけることの大切さをまずは説明させていただいています。ご希望があれば24時間血圧計の装着も出来ます。
次に、高血圧になる原因がないか(二次性高血圧)の検査をしたり、当院常勤の管理栄養士と塩分制限についてのお話をしたりします。そして、必要がある場合には降圧薬による治療を開始します。

高血圧の治療の目標値は?

高血圧治療ガイドライン2019における治療の目標値です。

注意していただきたいこと

普段の血圧が大切です。家庭で血圧を測定し、記録しておきましょう。受診の際に、それを医師に見せてください。
食事は、塩分制限をしましょう。塩分量は1日6g未満が推奨されています。
野菜や果物、青魚を積極的に取りましょう。
適度な運動をしましょう。毎日30分程度のウオーキングなどの有酸素運動が推奨されています。
禁煙しましょう。
高脂血症糖尿病なども脳梗塞や心筋梗塞の危険因子です。これらの病気を合併している場合は、その治療も同時に行いましょう。
降圧薬は5種類以上あります。使い分けますので、薬が合わないと思われるときには再受診してください。

参考資料

ガイドライン:高血圧治療ガイドライン2019
(残念ながら無料公開されていません。下記より購入可能です。)
https://www.amazon.co.jp/dp/4897753864/
高血圧学会監修の高血圧についての患者さん説明資料
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019_gen.pdf
国立循環器病センター 高血圧について
http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/hypertension.html